★カクレクマノミとイソギンチャクの共生ノウハウ

―カクレクマノミとイソギンチャクの共生について―

 

イソギンチャクを飼う=クマノミを飼う

これは、切っても切れない仲!

どうしてもあのイソギンチャクに戯れる愛くるしいクマノミの姿を鑑賞したいものです。

 

Img_2512

ハタゴイソギンチャクと共生するカクレクマノミ(ペルクラ)

 

しかし、共生といってもその実態は一方通行に近いもの(これは飼育下での持論)。

なぜそう考えるかというと、イソギンチャクに対してクマノミが大きい(多い)とイソギンチャクの調子が必ずと言って良いほど下がります。
特に、調子の悪いイソギンチャクであればなおさらです。

更に、イソギンチャクに与えた餌に対してもカクレはちょっかいを出し挙げ句の果てには奪い取ってしまう(カクレは食べる気ゼロ)。

 

じゃあ、カクレはイソギンチャクにとって害魚?

イソギンチャクにとっての利点は?

 

実は、下記のようなことがあるのです。

蠕動運動の補助や、イソギンチャクの触手をついばむ連中やヒトデへの攻撃(完全ではない(^^;))。

それはカクレクマノミのテリトリー意識から芽生える行動です。
 

と言うことは、飼育下では天敵を入れることはほとんど無いので蠕動運動の補助のみ!

 

しかし、その蠕動運動補助でイソギンチャクが排泄時(収縮して口を開いている時)、カクレクマノミはイソギンチャクの内蔵のヒダヒダに付いた取れにくい排泄物を取ってあげたりします。

 

そしてイソギンチャクが大きすぎるくらいの時、クマノミが共生しているイソギンチャクは調子が良くなります。

 

少しは役にやっているんですね~coldsweats01

 

 

キーワードは、大き目のイソギンチャク!

 

カクレクマノミを共生させるイソギンチャクの大きさですが・・・

結論を先に言うと・・・

・カクレクマノミの成魚ペア(2匹)飼育=直径30cm以上で理想は50cm

・カクレクマノミのファミリー(3~4匹)飼育=直径50cm以上

・幼魚(3cm以下)のペア(2匹)=直径20cm以上

・幼魚を3匹以上飼育=40cm以上

・幼魚1匹飼育=20cm以下

 

これはどのイソギンチャクにでも概ね当てはまりますが、基準はハタゴイソギンチャクです。

触手の長いシライトイソギンチャクやLT(ロングテンタクル)アネモネは触手の長さ分、少し小さめでも構いません。

 

―大き目のイソギンチャクが必要な理由―

イソギンチャクは習性で膨張・収縮を繰り返します。

膨張時20cm程度あった直径は収縮時には10cm以下になります。

体積で言うと・・・1/5程度まで最大で収縮します。

しかも夜間はほとんど収縮したままです。

 

こうなると、昼間の膨張時20cm以下のイソギンチャクなら、夜間は5cm程度まで収縮してしまう事になります。

・・・もうお分かりだと思いますが、

20cm以下のイソギンチャクでは、カクレクマノミは幼魚1匹がやっとベッドに使えるというサイズなのです。

 

この20cm以下のイソギンチャクにカクレクマノミを3~4匹入れてしまえば、たちまちイソギンチャクはストレスを感じ、カクレクマノミ達はベッドをめぐって争いを始めます。

 

これでは上手く飼育していく事は不可能ですsad

 

自然下ではカクレクマノミファミリー(大小4~5匹)が共生しているイソギンチャクは、直径50cm以上の大物がほとんどです。

 

 

イソギンチャクを選ぶときは、必ず大きめのイソギンチャク、小さめの(少なめの)カクレを心がけましょう!
(カクレの成長も見越してネ♪)

 

Img_2525

ハタゴイソギンチャクからひょこっと顔を出したカクレクマノミ(ペルクラ)

 

―導入時の注意―

ハタゴやイボハタの毒くらいになるとカクレでも強敵であることは間違いありません。

決して無理矢理共生させようとしないことが大事です。

 

特に養殖カクレはハタゴやイボハタの毒に慣れていないので注意が必要です。
共生しなくても気長に待ちましょう。

1日で慣れるケースもありますし、何ヶ月もかかるケースもあります。

 

勿論、刺胞毒に慣れている個体、もしくは抵抗力がしっかりある個体は、すぐにイソギンチャクに入ります。

 

―失敗談―

ハタゴが居ない水槽に養殖カクレのベビーを購入し、1年半後ハタゴを購入したので、共生を楽しみにしながら導入したが、一向に共生する気配なし。

今までワイルドで一度もそんな体験をしていなかったので、痺れを切らし1週間後、狭い場所ならと思い、バケツにハタゴとカクレを移し共生を試みたがアラ大変!

普通は耐性のあるカクレクマノミが、ハタゴに捕まえられて(引っ付いて)しまったので、慌てて引き離しましたが、既に体表がボロボロになり、カクレベビーは3日後★になってしまいました。

 

カクレは、臆病なので水槽内ではハタゴでもイボハタでも他のイソギンでもはたまたサンゴでも共生しちゃいます。

でも、自然界では隠れやすく刺胞毒の強いハタゴやセンジュがお気に入り。

けどやっぱり強い刺胞毒には慣れが必要なのです。

 

刺胞毒に慣れていないカクレ君のアプローチ

 
①まず、ハタゴの周りで様子見。
(耐えられるイソギンかどうか確認)

②自信が無ければハタゴの触手の無い裏側からチャレンジ。

③シッポなど被害が少なく少々引っ付いても強引に逃げられる場所で触手を触り様子を見る。

④若干引っ付きぎみの場合、ハタゴの触手を裏側から一所懸命咥える。
(毒を吸って免疫を付けようとしているようにも見える)

⑤再度シッポや被害の少ない部位で様子を見る。

⑥毒がキツイ場合は②~⑤を繰り返し行ない慣れていく。

⑦最終的に耐えられそうと判断すれば、やっとハタゴの絨毯の上で愛らしい姿で戯れる

 

慣れた後もハタゴの触手を咥える行動はするので、毒を吸って免疫を付けようとしていると勝手に考えている。
(論文や学者のデータが無いため)

 

たまに、クマノミがイソギンチャクの触手を千切るんじゃないか?というようなことを聞きますが・・・

それは触手が既に千切れるような状態のイソギンチャクを、クマノミが通常行為として触手を咥え込むので、“クマノミがイソギンチャクの触手を千切った”と勘違いしてしまう為だと考えています。

 

イソギンチャクに限りませんが・・・(バブルディスクでも発生します)

触手がちぎれる状態は、何かが合っていないのです。

光が強すぎる場合もありますし、海水中の成分の場合もあります。

千切れながらも生き続ける個体も結構いてるので、直接生死に関わるような原因ではないと言えますが、今の時点では私自身その謎を特定出来ておりません。

 

Img_2493

ハタゴイソギンチャクの触手を咥えているカクレクマノミ(ペルクラ)

 

 

→★ハタゴイソギンチャク飼育ノウハウのページへ 

 

 

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