★白点病 予防と対処

 

海水の白点病は繊毛虫の一種であるクリプトカリオン・イリタンス(Cryptocaryon irritans)の寄生によって発症する事は良く知られています。

淡水の白点虫(ウオノカイセンチュウ)と違い25度~30度を好む為、水温上げても治りません。

寄生して離れてまた寄生するところは同じです。

 

対処

少しだけの白点の場合は水換えをしながら2~3日様子を見てください。

薬浴は魚に負荷を与えるので頼りすぎは禁物です。

どちらかと言うと急激に死へ向かう病気では無いので、日に日に白点が広がる時以外は(自己回復力に期待して)薬浴しない方が良いと思います。

ただし下記の場合は、速やかにバケツやトリートメントタンクで(注1)グリーンFゴールド顆粒(淡水の白点病で使うグリーンFやグリーンFリキッドでは効かないようです)での薬浴(取れ次第終了)、もしくは(注2)淡水浴(1分ほど)~0.5%塩水浴(3分)した方が良いと思います。

 

(注1)私は基本的に薬浴はしませんし推奨いたしませんが、される場合はその薬物の効能及び詳細(方法)を店員等に確認されてから使用頂きますようお願いします。

(注2)0.5%塩水浴(3分)は淡水浴ほどリスクが大きく無く、ほぼ同様の効果が期待されます。

 

同時に水換えと底砂表面(増殖場所)の掃除も忘れずに。

 

○水槽導入直ぐ(2~3日)

○水が悪い場合や、立上げ途中の場合

○エサ食いが悪く体力が落ちている場合(淡水浴は×)

○環境や他魚とのストレス状態の場合

○2~3日様子を見て確実に広がっている場合

○見つけたときには広がっていた場合  

○過密飼育

○濾過不足

 

※薬浴や淡水浴をしても水中や底砂でシスト化したものは退治できないので、大量の水換えや底砂表面の掃除で白点虫(シストや遊走子)の密度を減らし、再発リスクを出来るだけ低くする事が大事です。

※出来れば48時間薬浴(増殖した遊走子は48時間以内に死滅する)し、その間に大量水換えと底砂表面掃除が効果的です。

 

淡水浴1分又は0.5%(5‰)塩水浴(1Lの真水に5gの塩)3分の効果があるその他の病気

ハダムシ リムフォシスティス トリコディナ ポップアイ ウーディニウム

 

2~3日様子を見て、エサ食いが良くほぼ広がっていなければ自力で治るのを(しっかりエサを与えて、しっかり水換えをしながら)待つのがベストです。

様子を見ているときに水質からのストレスを取る為に、海水魚&サンゴ用アイオダイン(ヨウ素)
や、
遊離アンモニアを無害化する液体
を併用します。

遊離アンモニアを無害化する液体は、水槽内に長い間手を突っ込んで作業(意外と水に脂肪分やたんぱく質が溶け込む)した後や、少しエサをあげすぎた後にも効果的です。

※どちらにしてもシスト全滅は期待できませんし、例え全滅させても何処からとも無く(追加の生体やライブロックに混じって)進入してきます。

 

予防

○水流の強化

水流が強いと病原虫が取り付きにくい。

○底砂をやたら舞い上げない。

○ライブロックをやたら動かさない。

これらを,もしした場合は水換えを直ぐにしましょう。

○過密飼育をしない。

○濾過システムの強化(白点虫のシスト自体は完全排除できないので魚に良い環境を作ってあげる事が一番の予防策です)

過密飼育や大型魚で白点病になった場合、白点虫にとっての媒体が沢山あるため、大量に繁殖してしまい事態の収拾が困難になる場合があります。

○クリーナーの同居

ヤッコやチョウチョウウオなどの神経質な(寄生虫に寄生されやすい)魚を飼育する際、結構大事なのはクリーナーをどうするかという事です。

これさえ同居させていれば普段のストレスが緩和され白点にも効果的です。

狙って白点は食べませんが結果的に自己治癒力がアップすると考えています。

ハダムシやエラムシや白点虫より大きめの表面寄生する寄生虫や、エラの寄生虫も結構食べてくれます。

白点虫も場合によっては食べる事もあるかも知れません。

シュリンプではスカンクシュリンプ・ホワイトソックス・オトヒメエビあたりが流通量が多く導入しやすいです。

本当はケントロピーゲの場合、体が小さいのでニセアカホシカクレエビに代表される小型のグラスクリーナーシュリンプが良いのですが、流通量が少ないのと水質に結構うるさかったり輸送時に弱っている事が多く、意味不明の落ち方するので何度か挑戦しないと定着しない事があります。

魚ではホンソメワケベラやハワイアンクリーナーラスやレッドシークリーナーラスですが、これらのベラ(ラス)は今回の(ヘルフリッチにした)暴挙によって明らかになりましたが、弱い魚に突然酷い悪さをすることがあるのと肌が弱く導入が難しいので注意です。

後は善玉菌が増えれば簡単な病気は自力で治る事も多くなってきます。

悪玉菌を普段から押さえ込む力のある飼育水を作る事が大事だと思っています。

 

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コメント

こんにちは。

白点病のノウハウは了解しました。
ありがとうございます。

白点病の件ですが揚げ足をとるようで申し訳ないのですが違和感を感じたの
でここにコメントを残しておきます。この知識を煮るにしても焼くにしても
どうするかは貴方に任せます。
>速やかにバケツやトリートメントタンクでグリーンFゴールド顆粒で...
>淡水の白点病で使うグリーンFやグリーンFリキッドでは効かないようです...


失礼ですが、どれも何回も何回も、貴方が試して出された答えなんですか??
本当に???海洋白点病に”グリーンFゴールド顆粒”?
まず薬の成分を本当にわかって使っているなら、私なら白点病が進行してしま
った段階では決して使わない薬ですね。初期なら使うかもしれません。

もちろん、薬の成分はわかっていらっしゃるとした上でアドバイスしますね。
確かに”グリーンFゴールド顆粒”には初期の淡水の白点病に効く
薬は入ってますが、”グリーンFゴールド顆粒”では一度も早期発見で治した
経験がありません。これは、淡水魚に対しても言える事で、治ったのはほんの
一部の淡水魚です。ほとんどの場合は死に至りました。
兼ねて、相当早くもしくは二次感染している場合に”グリーンFゴールド顆粒”
を使っていれば治るかもしれませんが、貴方が治した事がないとおっしゃる
”グリーンFリキッド”で治しました。もちろん手遅れで死に至るケースもあり
ましたが、措置が早ければ”グリーンFリキッド”の方が遥かに治りやすいと
いう経験をしてきました。

>淡水の白点病で使うグリーンFやグリーンFリキッドでは効かないようです...
これはあきらかに見当違いであります。
まるで”グリーンFゴールド顆粒”にはすごい力があるみたいな風に私には聞こ
えてくるのですが、それはあきらかに間違いであること、説明不足であることは
注意して記事に掲載されるべきだと思います。
どんな薬でも繊毛虫が一度充満してしまうと、”グリーンFゴールド顆粒”であ
っても、私が経験している”グリーンFリキッド”であっても治らないのは当た
り前です。

効かないならなぜか?という理由まで述べてほしいものです。
ちなみに、淡水の白点病と海水の白点描は種類が違う繊毛虫の一種ということは
おさえなくてはいけません。でも同じ形の種類であることは間違いありません。
”グリーンFリキッド”で説明してきましたが”メチレンブルー水溶液”も白点
病に効きます。薬の成分を確認すれば良いと思いますが”グリーンFリキッド”
にも”メチレンブルー”が入っています。

薬を使うからには絶対という言葉は通用しないということは記述にも書いておく
べきです。そして、予防も根本的から考えると、環境をどれだけよく整えていて
も魚に免疫力がなければ発病してしまうことは抑えておいてください。
じゃないと、こちらの記述を信用してくださる初心者の方に失礼です。

ナギサさんコメントありがとうございます。

はじめに・・・先ず私は薬浴を推奨しておりません。
更に私は薬浴は致しません。
この上でお答えします。

なので予備の知識として載せているのが薬物での効果です。
私の魚用薬物の知識は先輩アクアリストの皆様からの知識をお借りしたものです。
なので、そのことに触れているのも全体の僅かな部分であり、表現の中にも“ようです”というような“不確か且つ婉曲な”形容を使っております。

私としましては薬剤を購入される時は、説明(説明書や店員の説明)を確認されることが前提と解釈しておりました。
そしてこのページをご覧になり、推奨をしていない薬浴に頼られる方が闇雲にその行為をされることは全く本意ではございません。

しかしながら今回のご指摘は、薬浴したい方には大変参考になることかもしれません。
なので大変ありがたく思います。
記事に注意点も入れさせていただきます。

ご記入頂きありがとうございました。

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