★EM(有用バクテリア)のアクアリウムでの可能性

  

~EMについて~

Effective Microorganisms (エフェクティブ・マイクロオーガニズムス)

  

更新

2010/06/08 個人的使用法の注2を追記

2011/02/04 活性液についての注意事項追記

2011/02/13 スーパーEMや注3追記など

2012/07/03 昨今のEM菌への批判について&シアノバクテリアへの効果部分書換え&EM活性液の作り方を削除

 

゜。°。°。°。°。°昨今のEM菌への批判について。°。°。゜。°。°。°。

初めに私は一般アクアリストなので根深い部分は正直分かりません。

今日朝日新聞に“「水質浄化」EM菌効果 検証せぬまま授業 青森”と言う記事が掲載されたと言うyahooニュースを見て少し感じた事を書きます。

 

EMでの水質浄化(特に河川)については元々?だった私ですが、この記事をきっかけに色んなEM批判記事を読み返すことで、幾らか私自身も疑問が湧いてきました。

菌の学名など詳しく記されていないにもかかわらず、河川への投入や大掛かりな社会進出は、少し宗教がかっている感が否めないからです。

研究当初の目的から大幅に逸脱し、後から理由付けで“勿論それにも効果がありますよ”と言う感じで、当の本人(比嘉照夫教授)は実験や研究を放棄している感じでもあります。

使用している私からすると、アクアリウムに約10年使用して、実際良い結果(魚の健康に関して)も出ているのですから、末永く良い製品を開発して欲しいと思うのですが・・・

 

実際アクアリウムのバクテリア製品は、どれもこれも非常に疑わしい商品が多く、値段が異常に高いので、アクアリウムのような常に水が汚れる閉鎖空間で、添加を続けたい場合は、コスト負担増になってしまいます。

しかしEMは、同程度と評価しても値段が非常に安いのでコスパでは非常に魅力的なのです。

ただし今後、製品劣化が疑わしくなってきたら使用は諦めます。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。゜。°。°。°。°。°。°。°。

   

元々は土壌再生や農業分野の目的で開発されたEMですが、最近では園芸・家庭用消臭剤・食品・シャンプー・化粧品にまで分野が拡散しています。

私自身は2003年のアクアリウムを始めた当初からEMについては自分で色々調べて見つけて使用しています。

当時、家庭用では消臭剤等が若干発売されていましたが、今ほど色んな物が開発されておらず、手探りの状態でした。

  

EM1号の成分は“アクアリウムとバクテリア”でも有用バクテリアとして記してますが“乳酸菌”“酵母”光合成細菌”“放線菌”等の善玉菌で構成されています(メーカー発表)。

 

☆2011年、スーパーEMが発売され、EM1号よりも“光合成細菌”“放線菌”の比率が上がり、アクアリウムでの可能性をより一層高めてくれています。

  

効果・効能(環境差あり)

  • 生体の免疫機能強化
  • ビタミン・アミノ酸の補給(バクテリア生成成分)
  • 食欲増進・健康維持
  • 閉鎖水域(水槽)の微生物環境の改善(汚水の改善すら可能)
  • 悪玉菌の抑制(殺菌作用)
  • 光量不足による水草・サンゴ等の生育不良の解消(光合成細菌)
  • 残飯・老廃物の乳酸菌・酵母による有機物発酵分解作用(アンモニアの発生を抑制する為、栄養塩の発生も結果的に抑制)
  • 日々の使用により栄養塩等を吸収した光合成細菌等をスキミングによって濾し取る効果。
  • 抗酸化作用
  • 消臭効果
  • 植物の成長促進及び病気予防
  • 水槽立上げ時の不安定要素の早期改善

 

実際、生体が病気に掛かりにくくなります。

特に水カビに関しては一切発生した記憶がありません。

他の代表的な病気にも掛かりにくくなります。

なので、私は淡水浴(0.5%塩水浴)以外、病魚薬を使用した事もありません。

  

ただ、病気が既に潜伏している場合や先天性や遺伝等による病気(水質以外に関係する病気)やストレスや喧嘩で落ちると言う事はあります。

そして、落ちた魚をそのまま水槽に放っておいても、カビが発生する事も無いのです。←これは乳酸菌による発酵分解が始まる為、悪玉菌の抑制に繋がっている。

     

初歩的な病気に一切ならない(なっても自力で治る)水槽は魅力的で、今では海水水槽にはほとんど毎日約5ml添加したりしています

  

淡水水槽では2004年から添加しています。

魚自体は添加後病気発生はほとんど無しです。

例え少し白点っぽいのが付いていてもそこから発展しません。

  

サンゴが添加後調子悪くなった事があると以前書きましたが、因果関係どうやら無く、当時は生体量と濾過のバランスの悪さによるアンモニア過多であった事とヤッコに食害が重なった為、調子が悪かったと私自身結論付けました。

 

実際、2010年4月の大量添加からほとんど毎日少しづつ添加していますが、全く問題無くポリプを開いています。

 

副作用的要素

  • 海藻の増殖スピードが上がる為、刈り取りの苦労が増える事も。
  • 褐虫藻が活発になる為、サンゴの色が濃くなる事も(紫系・緑系)
  • 植物系が強化される為、何らかの外的ダメージを酷く受けたミドリイシが白化する時、緑色に白化する事も(特にブラウンジェリー系に酷似した症状の場合に起き、狭義の緑藻によるものか、ミドリゾウリムシによるものではないかと・・・)。

 

☆個人的使用方法

水換えや新規立ち上げの時、もしくは気が向いた時大体下記の量を添加。

活性液は日持ちしないので基本的には原液の使用が望ましい。

下記はスーパーEMもしくはEM1号の添加だがEM2~4号についても時々使用。

  1. 通常100Lに対し約10~20ml。
  2. 定着が必要な時:1/2水換え後、100Lに対し約20~40mlを10日程継続。
  3. 餌に染み込ませ給餌(原液でも良いが小さな魚の場合は薄めても良い)。
  4. 水槽立上げ時のバクテリアの早期安定の為に添加(100Lに対し約50ml) 

 

※(スーパーEM登場以来、活性液を作らないようになったので)上記使用時に同時に糖蜜を半量添加。

 

注1:pHが非常に低い為、生体やサンゴに直接掛からない様に添加(酸性で生息できる水草や生体の場合は、それ程神経質になる必要無し)。

 

注2:水槽内のバクテリアの生態系の中でEMを優位に立たすため、既に立上げ段階を過ぎている場合は、大目の量を継続的に添加することが必要です。

多くの微生物はいくつかの反応系を持っており、リーダー的な微生物がいると、同じような働きをする傾向があるそうです(日和見菌)。

そしてEMそのものが一つの生態系として機能している上に、このリーダー的な有用菌が配合されているため、日和見菌を従わせて水槽(園芸では土)全体を良い状態にすることができるのです。

また、EMの作りだす抗酸化物質は水槽内を酸化や腐敗が起こりにくい状態にします。

ですから、ある一定のボーダーラインを越えるところまでEM側の微生物を優位に立たせることが必要です。

 

注3:シアノバクテリア(藍藻)が繁栄している水槽に使用しても効果は薄い。

実際連続投入するもシアノバクテリアの減退は中々確認できない。

ただし、原液を直接かけるとシアノバクテリアは、消滅もしくは変色し衰退する。

これについては、木作酢的な効果なのかなと考えたりもしています。

(シアノバクテリアとEMについては、海外の研究機関(オランダワーゲニング大学)で“EM団子”を使用して効果無しと言う研究がなされています)

 

注4:EMは硝化バクテリアではないので私の場合は、新規立ち上げ時は別途硝化バクテリアも投入します。

これで、今までずっと新規立ち上げ日にお魚(小さなのを4~5匹)を投入して問題ありませんでした。

ただし、バクテリアの所でも書いてますが硝化バクテリアの増殖スピードはかなり遅いので初めの2週間くらいは2日に一度くらい1/3水換えをするか毎日チョロッと硝化バクテリアを足していきましょう。

硝化バクテリアの場合は初期活性を得る為と酸欠を防ぐ為に24時間はエアレーションしましょう。

上記使用量以上の量を使用しても飼育水のpHに異常が見られない場合は問題無いと考えます。

EM製造元の詳細説明サイト
http://www.saion-em.co.jp/file_5/file_5.html

  

☆EM1号活性液の作り方

活性液の作り方については他サイトでも詳しく説明されているのと、私の見解として劣化が早いと思われるので削除しました。

   

サイオンスーパーEM 【1000ml】
EM1~3号までがバランス良く(1:1:1)配合、EM1号よりも光合成細菌・放線菌の比率がアップされ、複合有用バクテリア群としてより効果が期待できる
有用微生物群(EM)で自然な土壌を再生!サイオンEM1号 1L(1000ml)
従来からの商品で効果は十分にある。
安定したEMの培養補助液【糖蜜】1000ml
EMを培養する際にエサとなる糖蜜には糖とミネラル等、微生物要素が豊富に入っておりますので、安定した培養ができます。

   

注意事項

EM自体はほぼ嫌気性なので酸欠問題は(活性液の作りそこないや保存方法の悪さで雑菌繁殖した場合を除き)ほぼ無いが、他好気性バクテリアと併用の大量投入は、投入後12時間~24時間(入れる量による)エアレーションが必要。

 

 

EMの仲間

 

スーパーEM→EM1~3号までがバランス良く(1:1:1)配合された、新開発のオールマイティEMで、EM1号よりも光合成細菌・放線菌の比率がアップされている模様。

EM2号→グラム陽性の放線菌が主体で、乳酸菌、酵母、発酵系の糸状菌や光合成細菌など微生物が培養中につくりだした活性物質(抗生物質等)の集合体が含まれ、EM1号やスーパーEMの元となる。

EM3号→光合成細菌の生菌と、生菌がつくりだした種々の活性物質で構成され、紅色非硫黄細菌 主体の微生物資材であり、EM1号やスーパーEMの元となる。

EM4号→乳酸菌の生菌と、生菌がつくりだした種々の活性物質で構成され、EM1号やスーパーEMの元となる。

 

メモ:乳酸菌・酵母のエサ→糖蜜・砂糖・米のとぎ汁

   放線菌のエサ→キサン・キトサン(甲殻類の外殻成分)

   光合成細菌のエサ→アミノ酸(かつお節・酢)・天然塩(ミネラル)

  

※開発者は沖縄の琉球大学農学部 比嘉照夫教授。

1983年、サン興産業が初めて商品化し、農業用に「サイオンEM」として販売を開始。

  

  

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コメント

こんばんわ
EM菌は以前から気になっていましたので、アマゾンから購入しました。

2点お尋ねしたいことがあります。
1.ミドリイシに対して何か影響はありましたでしょうか?白化しにくくなったとか。

2.リン酸塩が下がったとか栄養塩に対する効果はありましたでしょうか?

もちろん自己責任で使用します。添加量はかなり少量なのですね。

もし宜しければ、コメントいただければ幸いです。

sugeno さんこんにちは。
EM購入されたのですね^^。
私も長く使っていますが、別に人に勧めるつもりではなく、水槽で使ってみたいけど使い方が何処にも記されていないので、私の経験が参考になればと思いブログに載せました。

ご質問の件ですが。

①は今私も実験中で試行錯誤している所です。
魚や海草にとっては成長や発色が良くなるのは淡水と同じような効果ですが、サンゴへの影響はまだ掴みきれていないです。
特にミドリイシの場合、通常は成長促進されるようですが、感染症に陥った時や白化が始まった時に、その速度を緩める効果や止める効果は無いと思います。
結局、造礁サンゴは低栄養塩・低バクテリア・高光量の環境が生活圏なので、EMは直接サンゴに良い影響を与えるのではなく、それ以外の環境を整える事で間接的に影響すると考えています。

②については、EMによって海草・海藻の活性が上がるので間接的に効果を発揮します。
なので、それらが無い場合は栄養塩については関与しないです。

使用量に関しては、活性液の場合は原液の半分で効果があると考えます。
強酸性液なので大量に入れるとpHを下げる可能性があるので問題ない範囲で書いています。
実際は自己責任でそれ以上入れている事もあります。

今後ももし疑問等ございましたら私の知りうる範囲で答えさせて頂きますので、書き込みください^^。
更にsugenoさんの使用感等もお聞かせ頂ければ私も嬉しいです。

こんばんわ
EMの更新参考にさせていただきました。
私は毎日5-10ml添加しています。
EMによる効果?は実感するほど大きなものではありませんでした。逆に悪影響もありませんでした。

①味醂、ヴォッカ、米酢によるVSVもしていますが、崩壊しなかったのはEMによるものか?

②バイオダイジェスト、B-4マリン、PSBも入れているからEMの効果はどの程度かわからない。

硝酸塩やリン酸塩はVSVにより処理されることは実感しました。栄養塩に関してはEMの添加の有無はあまり関係ない感じがしました。

サンゴの白化予防や色揚げに関しても効果を実感できる程ではありませんでした。

バクテリアとの併用は現時点では問題ないようです。

水の透明感や水槽面につく茶苔の発生に対してもあまり関係ないようです。

以上、思いつくままに列記してみました。
否定的な感想みたいですが、今後も継続して添加する予定です。その根拠は子供のころから魚を飼育していた経験による“直感”です。なんとなく「水質」や「生体」にいい影響があるような気がします。

sugenoさんお久しぶりですm(_ _)m
すごい種類のバクテリア飼育ですね~!
①についても②についてもEMと被ってしまう所がありますが、新しいバクテリアのブレンドが発見できるかもしれませんね。

本文には記してませんが、多くのバクテリアはその閉鎖的空間で主導権を持つバクテリアに従う事が多いと言う実験結果があるようで、私の水槽でバカみたいに発生したシアノバクテリアを全滅させた後に水換え+大量EM添加でバクテリアバランスが急激にEMに傾き現状に至っている感があります。

VSVはバクテリアの餌(EMで言う糖蜜や英素)なので不特定多数のバクテリアに効果がありますが、水槽内のバクテリアバランスをどのバクテリア群にリードさせるかが水槽の個性が出る所だと思ったりします。

確かにサンゴの白化治療や色揚げにバクテリアが直接作用する事は少ないと感じますし、色揚げに関しては光量やその波長及び飼育水の成分バランスが大きく関与すると思います。
白化は単純に光量から来るパターンとRTNやブラウンジェリーのような特定の病原体からくるパターンとあり、病原体パターンはワクチン的なものでないと止まらないような気もします。

私の水槽はアマモも飼育しているのでEMが合っているのかなとも思っています。

でも、実際の話コストパフォーマンスでEMを選んでいるだけかもしれません(^-^;
だって気兼ね無く幾らでも入れられる値段ですよね!

こんばんわ。
私にとってはお久しぶりではなく、ほぼ毎日チェックしてますよ。特定の人物がコメントしていると、閉鎖空間になりがちですので、遠慮してました。

生体に関して、、、。

① 魚に関しては、EMは有効という印象です。魚は光量、水流、栄養塩や電解質よりもバクテリアや細菌による影響が大きいような気がします。EMを投与してから魚は死んでいませんし、白点病にもかかりません。海水魚の飼育当初は白点病に関して死ぬほどネットで調べていましたけど。誤解のないように補足しますが、EMは白点病の予防効果や治療効果に関しては未知数だと思います。

② ミドリイシに関しては光量が最も大きな影響かな?と感じています。VSVにより硝酸塩、リン酸塩が試薬レベルでほぼ検出されなくなりましたが、白化してしまう個体がありました。KH、Caはもちろんミドリイシの飼育で問題のない範囲でという前提です。私の水槽は120×60×70cmで、照明はスパクル115×2GRASSY×6です。照明はLEDも進化しているとは思いますが、やはり、ミドリイシに関してはメタハラが有利でしょうか?もちろん、通常の蛍光灯やT5蛍光灯、LEDのみで上手に飼育している人もいますが、私には無理でした。
もちろん、現在の環境で成長している個体もいます。

③ コストパフォーマンスは言うまでもないですね。芝生にも撒きました。最近注目しているのはナチュラルのBioAQUA-marineですね。近日中に試してみる予定です。

本文のほうでも軽ーいコメントしようかなーと思いますが、読んでいるだけの方が楽しいです。

お返事遅れました

ココログの管理ページに本文の方のコメントしか載ってこないので今日気付きました。
m(_ _)m
お気遣いありがとうございます。
コメントは何時でもOKです
か~るいのでもおも~いのでも大丈夫で~す!

①→白点は確かに未知数ですね!
鳥取大学での、あるEM製品の実験で皮膚の弱い動物へのEMシャンプー使用によって皮膚疾患が出にくくなったというのがあります。
(教授の名前は出せませんが私の所属していた会社からの依頼による実験)
そんな事から健康に良いとだけは思っています。

②→そうですよね。
私も光の量や質に頼る所は大きいと思います。
白化は他にも色んな原因があると思いますが・・・。
水質や光量不足、外傷や魚等からの外的ストレス以外の内部的要因もあるかもしれません。
LEDは単調なのでクロロフィルとの相性問題があるような・・・?

③→コストパフォーマンスでは活性液を作れば一番でしょうね。
BioAQUA-marineは善玉菌なので良さそうですね。

これからも宜しければ、ブログにお付き合い頂きコメント頂ければ嬉しいです。

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